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※この物語はフィクションです。
実在の人物・団体・事件とは一切関係がありません。
世界観
時は現代、トレーディングカードゲーム「イージスゲーム」が世界中で人気を博していた。
しかしそんなイージスゲームには、「一部のカードが実体化している」という秘密があった!
君は実体化するカード「デッキマスター」と契約を交わす「マスターオーナー」として、デッキマスターをめぐる戦いへと身を投じることになる!
用語説明
イージスゲーム
1992年にアメリカのガーベラ・クリエーション社によって生み出され、30年以上世界中で遊ばれている、世界初のTCG(トレーディングカードゲーム)。
カードプールが一部非公開となっており、非常に多種多様なカードが存在している。
「イゲ」と省略されることが多い。
対戦を開始する時の掛け声は「ゲーム・スタート」。
デッキマスター
自身やデッキ内のカードを実体化させることができる、特別なカード。
小さなマスコットキャラクターから巨大なドラゴン、人間と大差のない姿や人間に憑依する存在、火や風などの概念的なものなど、その姿形は多種多様である。
カードのレアリティや強さに関わらず、どんなカードにもデッキマスターとなる可能性はあり、また、同一カードが複数枚デッキマスターになる可能性もある。
デッキマスターは他のデッキマスターを倒すことで、倒したカードの能力を得て強くなっていく。
だが、逆に倒されてしまえばただのカードになってしまう。
マスターオーナー
デッキマスターと契約を結んだ者達を、マスターオーナーと呼ぶ。
マスターオーナーになることで、デッキマスターを使役し、人智を超えた力を行使することができる。
デッキマスターが契約を結ぶ利点は、契約を結ぶことで、敗北した場合もただのカードに戻らないようになることである。
デッキマスターをめぐる組織
デッキマスターは人智を超えた力を持っている。
そのため、その存在をめぐり、様々な組織が各々の目的や信念のために活動している。
AG
正式名称は「Ability Guardians」。
平和を脅かすデッキマスターやマスターオーナーから人々や街を守るべく、ガーベラ社がマスターオーナーを集め密かに設立、結成した組織。
悪さをした野良デッキマスターや、デッキマスターを悪用するマスターオーナーへの対処が主な活動内容となる。
「デッキマスターと共存できる世界作り」を目標としており、それに恥じない活動を行っている。
タルタロス
デッキマスターの力を使い、文明の衰退を目的とした組織。
目的のためなら手段も選ばない人間ばかりで構成されており、テロやデッキマスターの強奪、デッキマスターの闇取引などの活動を行なっている。
霧隠
何処かでひっそりと影を潜める、霧隠の里を拠点に活動する忍者の末裔達。
「人類の平和のため」に活動しているが、AGと違い「デッキマスターとの共存」ではなく「デッキマスターの排除」を目的としている。
主に、危険なデッキマスターやマスターオーナーを人知れず始末する、裏稼業的な役割を担っている。